凧場-先回り編
天高く揚がる凧。
しかし落ちるのも又凧の宿命。
そんな落ちた凧を回収する係、それが「先回り」です。
凧はいつ落ちるかわかりません。糸が切れても、風が変わっても、他町と絡んでも落ちることがあるのです。
そんな凧をあらゆる位置から見張ります。
切れた凧は風任せ。どこに落ちるかわかりません。![]()
←時には駐車場
時には団地→
←時には民家付近。
そして予期せぬところに落ちることもしばしば。
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だからといって諦める訳はありません。
木の真上に落ちた凧を率先してとりに行く様は勇者のようです。
やたらに木に登りたがる若手がどこにでも一人二人はいるものです。
便利です。
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そして今回落ちたところで一番困ったのはなんと民家の屋根。
いくら家主にことわったからといってそうそう屋根に上れるものではありません。
しかし、アナハ一級植木師こと、植木屋ケンちゃん、彼の活躍で事なきを得ました。
さすがアナハ氏、高いところはお手の物。![]()
先回りが回収するものは凧だけではありません。↑
途中で切れてしまった凧糸も回収するのです。
凧と凧糸、この二つが確保されたところでしばしの休憩に入ります。
この休憩中にビールを飲みすぎ、先回りが酒まわりになってしまう人もしばしば見受けられます。
この日は健康的にアイスで一休み。![]()
地元の子供とコンタクトを取ることに成功。
時としてこんなアットホームな場面に出くわすこともあるのが先回りの面白さでしょう。![]()
先回りとしての任務を全うし、足取りも軽やかに陣屋へと戻ります。
飛んでいく凧を拾いに行くため、先回りはとても疲れますし、
華やかな表舞台と違い地味な舞台裏です。
しかし、落ちた凧が無事に回収できるかどうかは先回りの腕にかかっているのです。
特に落ちた凧が初凧の場合、「絶対に回収して施主様の元に返すんだという心意気」、「それが成就された時の達成感」、それこそが先回りの醍醐味といえるでしょう。
華やかな凧揚げ会場から見えないところで熱い攻防戦を繰り広げる、
それが先回りなのです。
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